フィリピン留学では、留学の期間によって、現地でビザの延長の手続きが必要になります。このページでは、何週間を超えると延長が必要になるのか、誰が手続きをして、費用をいつ払うのか、ビザとは別に必要なSSP(特別就学許可証)のこと、留学の途中でフィリピンを出るときの注意までをまとめました。
ビザの決まりや費用は、フィリピンの入国管理局の通達で変わることがあります(2025年7月にも費用が改定されました)。このページは2026年10月時点の内容です。手続きの費用は延長の回数や期間によって変わるため、ここには載せていません。最新の額は、相談のときにお伝えします。
滞在が30日を超えるなら、ビザの延長が必要です
日本のパスポートを持っている人は、フィリピンに30日以内だけ滞在するのであれば、事前にビザを取らずに入国できます。語学学校に5週間以上通う場合のように、滞在が30日を超えるときは、入国したあとに現地で滞在できる期間を延ばす手続き(ビザの延長)をします。4週間までの留学なら、ビザの延長は要りません。
延長は、留学の期間に合わせて何回か行います
延長は1回で済むとは限らず、滞在の長さに合わせて何回か行います。1回目の延長は、正式には「Visa Waiver(ビザ・ウェイバー)」と呼ばれ、2回目以降の「Extension(延長)」とは手続きの名前が違います。領収書に書かれた名前が回によって違っても、間違いではありません。
| 手続き | 滞在できる期間 | あわせて必要になること |
|---|---|---|
| 入国のとき | 30日まで | 手続きは要りません |
| 1回目の延長 | 入国から59日まで | 入国管理局での指紋と顔写真の登録(ARP)。本人も入国管理局へ行きます |
| 2回目の延長 | 入国から89日まで | 外国人登録証(ACR I-Card)を作ります |
| 3回目からの延長 | 30日ずつ延びます | — |
ビザとは別に、SSP(特別就学許可証)が必要です
フィリピンで勉強するには、滞在のためのビザとは別に、SSP(Special Study Permit・特別就学許可証)という許可が必要です。SSPは留学の期間にかかわらず、すべての留学生に求められるもので、4週間までの短い留学でも必要です。ビザとSSPは別の手続きなので、費用もそれぞれにかかります。SSPの手続きも、多くの学校が到着後に代わりに行います。
手続きは学校が代わりに行います
留学生のビザの延長は、基本的に学校の事務のスタッフがすべて代わりに行います。自分で入国管理局に行って手続きすることもできますが、移動や待ち時間を考えると、学校に任せるほうが勉強の時間を減らさずに済みます。申請書(CGAF)の記入も学校が行うので、留学生が英語の書類を書く必要はありません。手続きの流れは次のとおりです。
- 入学した日に、パスポートを学校に預ける多くの学校では、入学した日にパスポートを預かり、手続きの準備を始めます。
- 学校のオフィスで、現地で払う費用を払うビザの延長やSSPの費用は、日本で払う授業料とは別に、到着後に学校のオフィスで払います。日本円か現地の通貨で払えます。
- 証明写真を出すSSPや外国人登録証(ACR I-Card)の手続きに使う写真を出します。
- 学校のスタッフが入国管理局で手続きをするスタッフが入国管理局へ行き、パスポートに延長のスタンプを押してもらいます。1回目の延長では、指紋と顔写真の登録(ARP)のため、本人も入国管理局へ行きます。
- パスポートが返ってくる手続きが終わると、パスポートが手元に戻ります。
長く滞在する方は、まとめて払う月があります
セブ島などの一部の地域や学校では、2回目と3回目の延長を一度にまとめて手続きすることがあります。その場合、その月だけ払う額がふだんの倍以上になることもあります。3か月以上の留学を考えている方は、現地で払うお金に余裕を持たせておきましょう。留学の費用の全体の目安は「フィリピン留学の費用の目安」にまとめています。
証明写真は、2×2インチの大きさで
ビザの延長そのものには写真が要らないこともありますが、いっしょに手続きするSSPや外国人登録証には写真が必要です。大きさは2×2インチ(約5cm×5cm)で、背景は白を求められることが多いです。5〜6枚あると安心です。日本で用意して持って行ってもよいですし、現地のショッピングモールにある写真店でもすぐに作れます。
留学の途中でフィリピンを出るときの注意
週末に近くの国へ旅行したり、途中で一時帰国したりすると、それまでに延長したビザはすべて使えなくなります。もう一度入国した日が「1日目」になり、ふたたび30日の滞在から数え直しです。戻ってきてから31日以上滞在する場合は、1回目の延長から手続きをやり直すことになり、ビザの費用を二重に払うことになります。留学中に海外旅行や一時帰国を考えている方は、日程を決める前にご相談ください。
一方、SSPと、SSPのカード(SSP I-Card)は、有効期限(ふつうは1年)の間であれば、もう一度入国したあとも使えます。同じ学校で勉強を続けるなら、取り直す必要はありません。
入国のときに必要な航空券
ビザを取らずに入国するときは、滞在できる期間のうちにフィリピンを出る航空券(日本へ帰る便か、ほかの国へ向かう便)を持っている必要があります。片道の航空券だけでは入国できません。
30日を超えて留学する方は、留学の期間に合わせた帰りの航空券で入国できます。たとえば2か月の留学なら、2か月後の帰りの便の航空券を見せ、入国審査で30日を超えて滞在することを伝えれば、入国したあとに現地でビザを延長することを前提に受け付けてもらえます。学校の日程が決まったら、行きと帰りの便をまとめて決めておきましょう。熊本から出発する方の航空券の選び方も、相談のときにお手伝いします。
よくある質問
Q. ビザの延長を忘れたらどうなりますか?
期限を1日でも過ぎると、罰金がかかります。さらに、入国管理局のブラックリストに載り、その後フィリピンに入国できなくなるおそれもあります。学校から延長の案内があったら、その指示に従って期限までに手続きをしてください。
Q. 年をまたいで滞在するときに、気をつけることはありますか?
外国人登録証(ACR I-Card)を持っている外国人は、毎年1月1日〜3月1日に、年に一度の報告(Annual Report)をすることになっています。留学生は多くの場合、この報告をしなくてよいのですが、1月1日の時点でフィリピンにいて、すでに外国人登録証を持っている場合は、報告や手数料が必要になることがまれにあります。年が明けたら、学校のスタッフに自分が対象かどうかを確かめてください。
Q. 4週間の留学でも、学校で何か手続きはありますか?
ビザの延長は要りませんが、SSP(特別就学許可証)は必要です。SSPの手続きは学校が代わりに行い、費用は到着後に学校で払います。
ビザのことも、無料相談でお尋ねください
ビザの延長が何回必要になるか、現地でいくら払うことになるかは、留学の期間や学校によって変わります。無料相談では、ご希望の期間に合わせて、現地での手続きと払う費用の目安をまとめてお伝えします。途中で旅行や一時帰国を考えている方も、日程を決める前にお気軽にご相談ください。
