その1:そもそもその学校を訪問したことがない
実はエージェントは、語学学校との代理店契約は想像以上に簡単に出来てしまいます。なので、とりあえず取り扱う語学学校の数を増やして、ホームページに載せているだけという代理店も少なくありません。
⇒これほど危険なエージェントはないです。学校がどこに建っているのか、どんな雰囲気の学校なのか全くわからない状況で、手元の資料だけでカウンセリングをします。要は、問合せしている人とカウンセラーの情報量がほとんど変わらないってことです。このような代理店(若しくは担当者)に当らないことを切に願うばかりです。当れば最後。。
その2:訪問したことがあっても滞在まではしていない
多くのエージェントは視察で語学学校に行きます。そこで初めて施設を見て、「ちょっと写真と違うな~」と写真を撮り、学校のプレゼンを聞いて「う~ん、なかなか良さそうな学校じゃないか」ということをメモします。そしてたった1-2時間で次の学校へ向かいます。
⇒これが一番多く見られるパターンです。実はこの程度の訪問で確認できるのは、施設の老朽具合やマネージャーがイケメンだったとか、カワイかったとかその程度です。
学校がエージェント向けに用意したプレゼンは、(断言できますが)どの学校もうちがNo.1という内容です。ひどいケースでは、No.1と言っているプレゼンターがよその学校のことを殆ど知らなかないということがあります(比較ナシでNo.1とは。。。と聞きながら思ってしまいます)。なので、その程度のプレゼンを聞いたところで、その学校のレベルが高いのか低いのか当然検討がつきません。
その3:体験授業を受けたとしても、学校に手配されたVIP講師しか知らない
エージェントが学校のプレゼンとは別に、講師の質を確かめるという目的で、体験授業を受けることがあります。しかし、エージェントに手配される講師は、その学校のベスト講師なのです。当然、その講師の体験授業を受けたエージェントは、学校の講師の質の高さに二重丸をつけて帰ることになります。
⇒ここまでしているエージェントはまだマシです。最低でも授業の雰囲気はわかるからです。でも、言ってみれば実はそこだけです。留学者の目的にもよりますが、「英語を短期間でできるだけ伸ばしたい!」と考えている人がもっとも大事にしなければならないのが、「講師陣の質の高さ」です。ここで問題です。果たして、100人も200人も生徒がいる環境で、そのベスト講師があなたの担当講師になる確率はどれくらいでしょうか?実はたったの3%しかありません。
エージェントが確認すべきは、実はベスト講師ではなく、高確率であなたの担当講師になる平均的な講師なんです。でも残念なことに、(ベスト講師による)エージェント向けの体験授業では、これを知ることは殆ど無理です。
ぼくも最初は一般的な訪問をこなすまでのエージェントに過ぎませんでした。だけど、たくさんの学校のプレゼンを聞けば聞くほど、どこがいいのかわからなくなってしまいました。結局、学校が建ってる環境(店が近いとか、繁華街から遠いとか)や施設が新しい古いということでしか説明が出来なくなってしまっていたんです。