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英語が初めての方のフィリピン留学

フィリピン留学の基本

英語が初めての方のフィリピン留学

更新2026年10月20日
読む時間の目安約14分
3D Academyのグループの授業で、講師の話を聞く留学生

「英語がほとんど話せない自分が、留学に行ってもいいのだろうか」というご相談は、とても多くいただきます。結論から言うと、英語が初めての方でもフィリピン留学には行けます。ただし、留学でどれだけ伸びるかは、今の英語のレベルよりも、出発前の準備と学校選びで大きく変わります。

英語が初めてでも大丈夫な3つの理由

フィリピンの語学学校には、英語が初めての方から上級者まで、いろいろなレベルの人が学びに来ています。その中で英語が初めての方も安心して学べるのは、次の3つの理由があるからです。

授業が自分のレベルに合わせて進みます

講師と1対1のマンツーマンの授業が中心なので、自分のレベルに合わない授業を受け続けることはまずありません。少人数のグループの授業も、同じくらいのレベルの人でクラスが分かれます。

講師も、英語を学んで身につけた人たちです

フィリピンの講師は、日本人と同じように、英語を第二の言語として学んだ人たちです。英語を学ぶ人がどこでつまずくかを知っていて、片言の英語でも言いたいことをくみ取ってくれる、明るく話しやすい人が多くいます。

日本語で相談できるスタッフがいる学校が多くあります

パスポートやお金のこと、病気のように深刻な困りごとほど、日本語で状況をきちんと説明できることが大切です。日本人のスタッフがいる学校なら、困ったときに日本語で相談できます。

英語が初めての方にマンツーマンが合う理由

英語に慣れていないうちは、英語を口に出すまでに時間がかかります。マンツーマンなら、片言でも講師と会話のやり取りを続けられ、分からないことをその場で何度でも質問できます。

マンツーマンの授業

  • 進み方:自分のレベルと苦手な分野に合わせて、自分のペースで進みます。
  • 話す機会:講師と1対1なので、片言でも話し続けることになり、話す量が多くなります。
  • 身につくこと:「英語を話すことに抵抗がなくなった」という実感が生まれやすくなります。

グループの授業

  • 進み方:入学のときのテストの結果で、同じくらいのレベルの人とクラスが分かれます。
  • 話す機会:文を組み立てているうちに話題が移り、話す機会を逃すことがあります。
  • 身につくこと:講師だけでなくクラスメイトの英語も聞き、お互いの意見を伝え合う練習になります。

1日の授業の時間が長く、勉強に集中できます

欧米の語学学校は授業が午前中だけのことが多いのに対し、フィリピンでは、平日の朝から夕方まで授業がある学校が多くあります。多くの留学生は学校の寮に住み、食事や掃除、洗濯も学校に任せられるので、生活の準備に時間を取られずに勉強に集中できます。1日の流れは「フィリピン留学1日の流れ(時間割)」でご覧いただけます。

ポイント

授業は、多ければ多いほどよいわけではありません。一度授業を受けただけでは、英語は頭に残りません。授業の数を選べる学校なら、毎日の復習の時間が残る組み方にしておきましょう。

3D Academyの講師と留学生
熊本の学生のレポートから、3D Academyの講師との一枚(2016〜2017年)。

英語に自信がないまま留学した熊本の学生の記録 熊本限定

2016年11月〜2017年3月に、熊本の6校の学生がフィリピンの語学学校で1週間ほど学び、毎日のレポートを書きました。その中から、英語にほとんど自信がないまま出発した2人が、最初の1週間で感じたことを紹介します。

どちらも2016〜2017年の記録です。3D Academyは2026年10月に校舎と寮が移り、PINESの当時の校舎も今とは場所や名前が変わっています。今の様子は、3D AcademyとPINESのページでご覧いただけます。

熊本大学の学生:セブ島の3D Academyで1週間

英語の初心者として出発した学生のレポートです。入学のテストでは周りとの差に悔しい思いをしましたが、授業を2日受けたころには「英語を使うことへの抵抗がなくなった」と書いています。1日目のレポートから順に読めます。

3D Academyの授業の様子
熊本大学の学生のレポートに載っている、3D Academyの授業の様子(2016〜2017年)。

熊本県立大学の学生:バギオのPINESで1週間

英語がほとんど分からない状態で出発した学生のレポートです。マンツーマンの授業は「わからないことが前提」で進むので、恥ずかしがらずに何でも聞けたと書いています。1日目のレポートから順に読めます。

2人のレポートに書かれていること

  • グループの授業は、入学のときの話すテストの結果でクラスが分かれ、同じくらいのレベルの人と学べた(3D Academy)
  • 講師は生徒の表情をよく見ていて、分からなそうな顔をすると、すぐにゆっくり説明し直してくれた(3D Academy)
  • マンツーマンでは、自分では正しいと思っていた発音を、丁寧に直してもらえた(PINES)
  • 英語ができるようになったわけではないが、1週間で英語を使うことに抵抗を感じなくなった(3D Academy)
熊本の大学の英語の先生の感想(2017年に掲載)

熊本の大学で英語を教える先生も、フィリピンの語学学校で実際に授業を受け、「特に英語初心者が英語を伸ばすには絶対いいですね」と話しています。熊本の大学の英語の先生4人の感想もご覧ください。

出発前の準備で、留学の伸び方が変わります

現地の講師は日本語が分かりません。日本人のスタッフがいる学校でも、授業中は講師と1対1で、分からないことは英語で解決することになります。基本の単語と文法をまったく知らないまま行くと、講師の説明が分からず、聞きたいことも聞けません。

1か月ほど準備をして出発した人

  • 覚えた単語は聞き取れる:講師の話がすべて分からなくても、準備していった単語は聞き取れます。
  • 単語を並べれば質問できる:まだ文を作れなくても、簡単な単語を並べれば、講師が言いたいことをくみ取ってくれます。
  • 文法の授業についていける:基本の文法を日本で終えているので、講師の説明がなんとなく分かります。

準備をせずに出発した人

  • 講師の説明が聞き取れない:講師が簡単な単語で説明してくれても、文法そのものが分かっていないので、ほとんど聞き取れません。
  • 放課後に一から勉強することになる:日本から持って行った単語帳で放課後に勉強を始めても、なかなか授業に追いつけません。
  • 出だしでつまずく:最初の数週間でつまずくと、留学全体を後悔することにもなりかねません。

熊本県立大学の学生のレポートには、マンツーマンの授業の中で、高校や受験のときに覚えた単語を思い出し、「あのとき習った言葉は、こういうときに使うのか」と分かってうれしかったことが書かれています。日本で覚えた単語や文法は、現地で使って初めて生きてきます。

出発までにしておきたいこと

  1. 申し込みが済んだら、文法の参考書と単語帳を1冊ずつ決めます。中学校で習う英文法を1冊にまとめた参考書と、基本の単語帳を用意します。すでに持っている本があれば、新しく買う必要はありません。
  2. 出発の1か月以上前から、同じ本を何度もくり返します。本を次々に替えず、同じ本をくり返して、中学から高校で習う文法と単語を見直します。少なくとも1か月ほどは続けておきましょう。
  3. 出発の前に、学校の1日の流れと持ち物を確かめます。時間割や門限、持ち物を確かめておくと、現地に着いてから慌てずに済みます。持ち物は「フィリピン留学の持ち物」にまとめています。
留学へ出発する日、飛行機へ向かう通路を歩く留学生
留学へ出発する日。準備をしておけば、最初の週から授業に入りやすくなります。

申し込みから出発までの準備の流れは、「申し込みから出発までの準備の流れ」にまとめています。

英語が初めての方が学校を選ぶときに確かめたいこと

自分に合わない学校を選ぶと、成果が上がらないまま留学の期間が終わってしまうこともあります。英語が初めての方は、次の4つの条件をできるだけ満たす学校から選びましょう。

日本人のスタッフがいる

英語ではうまく伝えられないことも、日本語で相談できます。アルバイトではなく、学校の正規のスタッフとして日本人がいると、さらに安心です。

安全な地域にある

英語に慣れていないうちは、困りごとが起きても英語でうまく対応できず、話がこじれることもあります。学校の外でも安全に過ごせる地域にある学校を選びましょう。

決まりがほどよい(セミスパルタ)

平日も外出できて、きちんと門限がある学校です。決まりがゆるいと遊んでしまいそう、厳しすぎる決まりは合わなそう、という方に向いています。

施設と衛生面に気を配っている

40代以上で海外の暮らしに慣れていない方は、施設や衛生の面がストレスになりやすくなります。施設や衛生面に気を配っている学校を選びましょう。

反対に、英語が初めての方が気をつけたい学校もあります。

できれば避けたい学校

  • 決まりがゆるい学校(ノンスパルタ):門限がなく自由に過ごせるので、決まりに縛られたくないシニアの方には合います。一方で20〜30代の方は、遊びすぎたり周りに流されたりして、勉強が充実しにくくなります。
  • 日本人の受け入れが少ない学校:生活の習慣が違うため、食事や施設、連絡の行き届かなさなど、勉強の前に暮らしの面で疲れてしまうことがあります。
  • 日本語の教材を使う学校:まったく準備をせずに行く方には分かりやすい教材です。ただ、出発前に基本を勉強した方は、早いうちから英語の教材に慣れたほうが、読む力も単語の力も伸びます。

人によっては合う学校

  • 厳しい決まりがある学校(スパルタ):平日は外出できず、宿題も多めです。短い期間で遊ばずにしっかり勉強したい方には、かえって合います。
  • 校内で英語だけを使う決まりがある学校(EOP):最初は何も話せず、悔しい思いをするのが普通です。それでも「こう言えばよかった」と調べることをくり返すうちに、使える英語が身につくので、覚悟があれば大きなプラスになります。
ポイント

スパルタの学校は「英語のレベルが高い人のための学校」ではありません。スパルタかどうかは、英語のレベルではなく、どこまで自分を追い込みたいかで選ぶものです。英語が初めての方でも、この環境だからこそ力を出せる人がいます。

英語が初めての方に合う学校の例

上の4つの条件をできるだけ満たしていて、英語が初めての方を受け入れてきた学校です。学校の名前を押すと、学校ごとのページで写真やコース、部屋をご覧いただけます。

A&J ECO(バギオ)

A&J ECOでは、マンツーマンの科目を、初心者向けの「オールスキル」を含む中から自分で選び、毎週組み替えられます。日本人のスタッフがいて、コースの相談も生活の困りごとも日本語でできます。どの部屋にも専用のバスルームがあります。

Stargate(セブ島)

Stargateでは、日本人講師が日本語で文法を解説する動画を申し込んだ日から見られ、出発前の準備にも使えます。日本人のスタッフが常にいて、衛生面にも気を配る小さな学校で、社会人とシニアの方が多く通っています。

CPI(セブ島)

CPIは、大きなプールを囲むキャンパスで、夜には自由に参加できるクラスがあり、授業の外でも英語を話す量を増やせます。日本人のスタッフがいるので、困ったときは日本語で相談できます。

WALES(バギオ)

WALESは、バギオの中心部にあり、歩いて街に出られる小さな学校です。50代以上の方が多く通っています。日本人のスタッフは今はいないため(2026年9月時点)、出発前の日本語でのご相談は私たちがお受けします。

MONOL Main(バギオ)

MONOL Mainは、13階建てのビルにジムやサウナがそろい、ホテルのようなサービスがあります。日本人は少なめで、校内では英語で過ごすことを目標にしているので、英語を使う時間を増やせます。食事は費用に含まれていない(授業がある日の朝食だけ無料)ので、食事のとり方を事前に確かめましょう。

ポイント

迷ったら「自分が何を我慢できないか」を1つに絞りましょう。施設を大切にしたいならStargateやCPI、歩いて街に出られる場所ならWALES、英語を使う時間を増やしたいならMONOL Main、授業を自分で組み立てたいならA&J ECO、というように考えると決めやすくなります。ほかの学校は「フィリピン留学の語学学校一覧(地域別)」でご覧いただけます。

どの学校が合うか迷ったときは、無料相談で一緒に絞り込みましょう。今の英語のレベルや留学の目的、期間をうかがったうえで、合いそうな学校と、出発までにしておきたい準備をお伝えします。オンライン(Google Meet)・LINE・電話のほか、熊本でお会いしてご相談いただくこともできます(月に1週間ほどの相談会・予約制)。

留学の期間と、かかる費用の内訳

多くの学校は1週間から申し込めて、1か月の留学を選ぶ方も多くいます。留学の期間によって、現地で必要になる手続きが変わります。

  • 1週間から:長い留学の前のお試しや、まとまった休みを取りにくい社会人の方、資格の勉強を短い期間に集中したい方に向いています。
  • 4週間まで:日本のパスポートなら、30日以内の滞在はビザを取らずに入国でき、ビザの延長は要りません。学校で勉強するための許可証(SSP)は、期間にかかわらず必要です。
  • 5週間以上:滞在が30日を超えるので、現地でビザの延長が必要です。手続きは、基本的に語学学校のスタッフが代わりに行います。
  • 60日目から:ビザの延長に加えて、外国人登録証(ACR I-Card)が必要になります。これも語学学校が代わりに申請します。

ビザの延長の手続きの流れは、「フィリピンのビザの延長」でご覧いただけます。ビザの決まりは変わることがあります。

留学の費用は、次の3つに分けて考えます。

出発前に払う費用

入学金・授業料・寮費・食費などです。学校や部屋の種類、期間によって変わります。

現地で払う費用

SSP・ビザの延長・空港の送迎・水道や電気・教材・管理費などで、到着後に学校のオフィスで払います。

そのほかの費用

航空券・海外旅行保険・おこづかい・現地での交通費などです。

金額は学校のキャンペーンや為替で変わるので、期間ごとの目安は「フィリピン留学の費用の目安」でご覧いただけます。ご予算が決まっている方は、相談のときにお知らせいただければ、その中で合う学校をお探しします。

英語が初めての方からよくある質問

どのくらいの英語のレベルがあれば行けますか?

中学校レベルの英語でも留学はできますが、そのレベルだと、単語や文法の授業ばかりで期間が終わってしまうことがあります。せっかくマンツーマンで話す授業を受けられるので、中学から高校レベルの文法と単語を見直してから出発すると、話す練習に多くの時間を使えます。

ほかの留学生は、どのくらいのレベルですか?

人によってかなり差があります。TOEICで600点以上の人もいれば、中学校の文法があいまいなまま来る人や、ゆっくり話してもらっても半分ほどしか聞き取れない状態で来る人もいます。周りのレベルを心配して、留学をためらう必要はありません。

TOEICの点数によって、選ぶコースは変わりますか?

TOEICが300点くらいなら、話す練習より、単語や文法の授業が中心の、英語が初めての方向けのコースがおすすめです。英語に慣れていないと長い時間の勉強は想像以上に疲れるので、授業は1日6時間、長くても8時間までにして、復習の時間をしっかり取りましょう。

500点くらいなら、マンツーマンの授業が多い、話す練習が中心のコースがおすすめです。人にもよりますが、授業は1日10時間ほどまでなら受けられ、英語が口からすっと出てくるようになったと感じやすくなります。

日本人が少ない学校を選んだほうがいいですか?

英語が初めての方に限っては、日本人のスタッフがいる学校か、日本人がある程度いる学校のほうが安心です。そのうえで、日本人同士でずっと固まらないように、校内で英語だけを使う決まり(EOP)がある学校を選ぶ、食事や自由時間に話す相手を意識して変える、といった工夫をしましょう。

初めての海外です。熊本から一人で行けますか?

熊本からは、福岡空港の国際線を使うか、国内線で乗り継いでフィリピンへ向かいます。空港への送迎の有無や、迎えに来てもらえる時間は学校ごとに違うので、航空券を選ぶ前に確かめておきましょう。熊本の学生レポーターにも、初めての海外で出発し、1週間後には帰りの空港の手続きを一人でこなせるようになった学生がいます(2016〜2017年の記録)。

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